2002/06/07(Fri) 02:58:09 ビジネス出版社が相次いで出版し、15万部のベストセラーも サラリーマンの間で算数や数学の本がちょっとした人気を呼んでいる。 日本経済新聞社、東洋経済新報社、PHPといったビジネス書の出版社が相次いで算数・数学本を出版し、都心の大手書店には専門コーナーもある。そこには「考える力をつける数学の本」「小学算数で頭のサビをそぎおとす本」「中学数学で世の中がこんなに見えてくる」「やりなおしの算数」といったタイトルの本が並び、「勤め帰りのサラリーマンの方がよく買っていかれます」(売り場担当者)という。 昨年10月に発売された「数学嫌いな人のための数学」(小室直樹著・東洋経済新報社)はこれまでに15万部を売り、ビジネス書部門のベスト10入りを果たした。 「ITやデジタル万能の世の中で、小学校の算数や初歩的な数学もできないことへのコンプレックスを強く感じるようになっている。それがサラリーマンの算数・数学本のブームの裏側にあるのではないでしょうか」(ある出版関係者) ひところ“分数ができない大学生”が騒がれたが、自分もすっかり解き方を忘れてしまい、冷や汗をかいたサラリーマンも多いのではないか。 また、京都大学経済研究所の西村和雄教授(数理経済学)の調査によれば、同じ私立大文系卒でも、大学入試で数学を選択したサラリーマンの方が日本史や世界史などの選択者より、年収にして50万〜100万円も高いというショッキングな結果も出ている。 今さら子供の勉強なんて恥ずかしいし、やっても手遅れだよ――こう思っている読者も多いだろうが、それは間違いだ。心理学博士の鈴木丈織氏がこう言う。 「大人が小中学生の算数や数学をやり直す効用は計り知れません。まず、子供のころを思い出して気持ちがリフレッシュされ、新たなエネルギーがリセットされる。簡単な問題でも解けると自分に対する自信が生まれ、いろいろな問題に前向きに対処する意欲がわいてくる。さらに、数式問題は左脳を鍛え、図形問題は右脳を鍛える。脳のいつもは使っていない部分を刺激するので、これまで思いもつかなかったような発想がひらめく――といった具合です」 こっそり勉強して子供に教えてやれば尊敬されて、親子関係もうまくいくかも。 |
2002/06/07(Fri) 02:56:10 NHK大河ドラマ「利家とまつ」シンドローム 夫を粗大ゴミ扱いしてきた主婦が急に“励まし系”に変身の大迷惑 「女房が急に口うるさくなって気が休まらない」「オレは女房に妙に励まされて気持ち悪いのなんの」――あるオフィス街の飲み屋で交わされていたサラリーマン同士の会話だが、最近こんなボヤキを漏らすオトーサンが増えている。わが家でもそうだと感じている読者も多いのでは? その元凶は、NHK大河ドラマ「利家とまつ」である。松嶋菜々子と反町隆史の夫婦や唐沢寿明らトレンディー俳優が多数出演し、毎回25%前後の視聴率を稼ぐ人気だ。 ある女性誌の芸能担当記者がこう言う。 「食うか食われるかの戦国時代に、まつ(松嶋)が少し頼りない夫の利家(唐沢)を叱咤激励しながら一緒に出世の階段を上っていくサクセスストーリーが、主婦層に受けているのです。おかげで『利家とまつ』を取り上げた特集記事は反響が大きい。各女性誌とも毎号のように関連の特集を載せています」 実際、主婦の愛読誌では「まつ流 夫を勝たせる7か条」だの「『利家とまつ』夫を生かす名言集」などと題した記事のオンパレードだ。 NHKにも女性視聴者から「女性陣が男性陣を叱咤激励するなどたくましく描かれており、元気が出る」「まつの『お任せくださりませ』というきめゼリフは、力強くていい」といった声が多数寄せられているという。 「昨年大流行した“癒やし系”に代わって、今年は“励まし系”がトレンドです」などともっともらしく解説する評論家も登場。かくして「大不況のサラリーマン戦国時代の今、私も夫がリストラされないように叱咤激励しなくては」という“勘違い主婦”が世にはびこる始末と相なった。「東京家族ラボ」主宰の池内ひろ美氏がこう言う。 「これまで夫を粗大ゴミ扱いしてきて、急に『私も家庭を守るために命がけなのよ』などと言われても、夫はプレッシャーを感じるだけで逆効果。会社で上司からシリをたたかれ、家に帰って奥さんにまでシリをたたかれたのではたまりません。奥さんが過去の自分を謝罪した上で“励まし系”になったのなら本物ですが、そうでない場合は『完全に無視されるよりはマシ』とあきらめて聞き流すしかありません」 女房が松嶋菜々子のように若くて美人なら話は別だけど……。 |
2002/05/17(Fri) 03:09:16 全米興行収入、「スコーピオン・キング」が2週連続1位 [ロサンゼルス 28日 ロイター] 4月26―28日の全米興行収入は、プロレス界のスーパースター、ザ・ロックの初主演映画「スコーピオン・キング」が2週連続で首位をキープした。 “第2のアーノルド・シュワルツェネッガー”と目されているザ・ロックは、同作品で悪と闘う最強の戦士、スコーピオン・キングを熱演。既に続編の製作が決定している。 |
2002/03/30(Sat) 19:32:20 <阪大調査>生涯所得 文系が理系を5000万円上回る 文系出身者と理系出身者の生涯所得の差は、最大で一戸建て1軒分に相当する5000万円になりうることが、松繁寿和・大阪大大学院国際公共政策研究科助教授(労働経済学)らの約1万5000人の大学卒業生を対象にした調査で分かった。上場企業の役員の年収については、理系は文系より約40万円低いという調査はあったが、就職から定年までの所得格差を大規模に調べたのは初めてという。 調査対象には、ある国立大の理系学部と文系学部を一つずつ選んだ。二つの学部は入学時の偏差値がほぼ同じ。過去約50年間に、両学部を卒業したすべての人(理系約8500人、文系約6500人)に98年8月、調査用紙を郵送し、その時点での年収などをたずねた。約3400人(理系約2200人、文系約1200人)が回答した。 分析の結果、22〜30歳の平均年収は理系529万円、文系451万円と理系が上回っていた。しかし、31〜40歳になると、文系の平均年収が逆転し、理系を230万円上回る969万円になった。この格差は定年まで続き、41〜50歳では理系が1112万円、文系が1325万円、51〜60歳では理系が1462万円、文系が1615万円と、各年代で文系が200万円前後上回った。 大学卒業後の22歳から60歳まで働くと仮定して各年代の平均年収を合計してみると、理系の総収入が3億8400万円、文系の総収入は4億3600万円で、5200万円の差が出た。 文理間の所得格差の理由として、理系の主な就職先がメーカーなのに対し、文系は金融機関などで、就職した企業の賃金体系の違いが挙げられる。また、企業の中で、理系より文系の方が昇進しやすい点も指摘される。 松繁助教授は「科学技術立国をめざす日本にとって、新産業の育成が不可欠だが、そのためには技術者の意欲を高めなければならない。理系出身者の待遇を見直すべきだ」と話している。(毎日新聞) [3月30日15時30分更新] |
2001/09/12(Wed) 11:37:11 【ワシントン11日平山孝治】米ニューヨークの超高層ツインビル「世界貿易センター」(一一〇階建て)に十一日午前九時(日本時間十一日午後十時)ごろ、航空機二機が突っ込んで炎上し、二棟とも崩落。少なくとも六人が死亡、数千人が負傷した。同ビルでは約五万人が働いており、多数の死傷者がいるとみられる。二機はハイジャックされたアメリカン航空機で、同航空は「二機には乗員乗客計百五十六人が乗っていた」と述べた。同午前十時(同午後十一時)前、ワシントンの国防総省にも三機目が突っ込み炎上、連邦議会や財務省も炎上した。ユナイテッド航空はペンシルベニア州ピッツバーグ近郊で同航空機が墜落、もう一機墜落したことを確認。二機には計百十人が乗っていたとされ、同時多発テロとみられる。パレスチナ解放民主戦線(DFLP)が犯行声明を発表したが、同高官はこれを否定した。ブッシュ米大統領は「われわれの国家に対する明白なテロ攻撃だ」と非難した。 <br><br> 地元ラジオによると、米フロリダ州で遊説中だったブッシュ米大統領はホワイトハウスが危険と判断。大統領専用機から危機管理の指揮をしている。大統領は声明を出し「明らかなテロ攻撃」と非難するとともに徹底捜査を命じた。<br><br> 日銀ニューヨーク事務所が、同ビルに入居する西日本銀行を含む日系金融機関などの社員らの安否を確認中。ワシントンの日本大使館によると午前十一時(同十二日午前零時)現在、日本人の死傷者の情報はないがさらに確認を急いでいる。<br><br> 高層ビルに激突した一機はボストン発のアメリカン航空ボーイング767。<br><br> 米航空当局は国内の全空港からの航空機の離陸を全面停止した。ペルー訪問中のパウエル米国務長官は急きょ帰国すると述べた。<br><br> パレスチナ自治政府は十一日、ニューヨークで起きた連続テロとは一切関係ないとの声明を出し、アラファト議長は「ショックを受けた。信じられない」と非難した。<br><br> 米空軍はワシントン防衛のためジェット戦闘機を緊急発進させた。<br><br> ビルの高層部分は一時、巨大な赤い火の玉に包まれて炎上、猛然と黒煙が上がった。飛行機の燃料が爆発したとみられる。ツインタワーの北棟にまず一機が突入、二機目が十八分間の間隔を置いて突入、最初に南棟が、続いて北棟が崩壊したという |